weblog@mazushima

京都で役者をやっている豊島勇士のブログです。

マイムってなんだ、あるいは今度出演する公演について

マイムを始めてから、早1年(半)が経とうとしています。 この記事は、「マイムってなんだ?」という人にむけて、僕の一年半のマイム体験を記すことで少しでもマイムのことを知ってもらい、そして来月出演するマイム公演「かつての風景」の紹介をして、観に…

『ヒトの化石』岩がごろごろ転がってる舞台

どんだけ更新してないんだという感じですが。 とりあえず基礎連をということで稽古を始めてはや3カ月…。 ようやく進捗といえるひらめきがありましたので、動き始めます。 ずばり「岩がごろごろ転がってる舞台」です。 マイムを中心にした公演にはいわゆる「…

『ヒトの化石』進捗まとめ

進捗状況 2015-04-16 仕組みを思いつく(イマココ) 『ヒトの化石』岩がごろごろ転がってる舞台 - weblog@mazushima 2015-01-21 タッチについて考える 『ヒトの化石』タッチについて - weblog@mazushima 2015-01-14 とりあえず稽古を始める 『ヒトの化石』稽…

僕が観る映画

本に続き、僕が好きな映画もまとめます。 もしかしたら、これを見て僕の好みを把握した人がおすすめを教えてくれるかもしれんし。 映画の公式サイトのリンクでも貼ろうかと思ったのですが、やめました。 レンタルビデオ屋でジャケットを見ながら、「これ、ど…

『ヒトの化石』タッチについて

ずっと悩んでいた、作りたい作品の「タッチ」について、自分なりに納得がいったのでまとめます。 これから話をするひとたちに僕の話に乗っかってもらうためには、伝える必要があることだと思うからです。 今後どうなるかはわかりませんが、少なくとも今回は…

僕が読む本

友人が高校の教壇で授業をするにあたって、このなかのどれかを使ってくれる上にビデオまで送ってくれるそうなので、僕が何度も読んで影響を受けている本についてまとめました。 《絶対はずせないもの》 □ちくま日本文学012 中島敦 なかでも ー狐憑 ー幸福 ー…

『ヒトの化石』稽古はじめるぞもしくは自主練といってもいいが

年も改まり、「稽古しないと上手くなれない」という単純な事実を思い出したので、ここで宣言します。 稽古はじめるぞ! 左京西部(or東山)いきいき市民活動センターとかで、月・木の週2くらいでやろうかな。 稽古時間は18:30-21:00くらい。 マイムの基礎練…

『ヒトの化石』シーン案メモ

ひろいいひろい沙漠。 ざらりとした大きな布のしわのように。 なだらかな丘陵の波の上に深い深い夜空。 砂場に小枝を立てたように、ぽつんと小さな立ち枯れの木。 側に立つ、ちいさな白い柔らかな三角錐のテント。 そこから米粒ほどの大きさの人が静かに現れ…

なぜベイマックスが面白くなかったか、あるいは僕がディズニーに期待したもの

ここ最近ツイッターとかでベイマックスの話題が流れてくるたびに「いや、アレおもんなかったやん」とひとり悶々としていて、もう考えすぎなくらい頭から離れないので文章にしてまとめます。 以下、ネタバレもあります。 僕がディズニーあるいはピクサーの主…

訓練された俳優 ― 『 ピエールとリュース 』

昨日の晩、アトリエ劇研であごうさとし演出の『ピエールとリュース』を見てきました。 ひとつには柳沢が出ていたのもあり、あごうさんの演出を見てみたかったのもあり。 話の内容云々でなく、訓練された俳優の、密度の濃い空気感が素晴らしかったです。 僕は…

『ヒトの化石』制作ルール (ver1.0)

これまでの反省をもとに、『ヒトの化石』制作にあたって、 以下のようなルールを設けます。 ・ひとりから始めること ・制作過程を公開すること ・逆算しないこと ルールその1 □ひとりから始めること 僕はいま、ひとりです。 劇団に所属するわけでもない人間…

『ヒトの化石』制作宣言

『ヒトの化石』という作品をつくります。 マイムを中心として、セリフに頼らない舞台作品にする予定です。 僕が消え 遠い未来で 化石になったら ひとは僕に何をみるだろう 分析して 名をつけて 解読をしても 愛した人は僕しか知らない 藍坊主の「星のすみか…

昨日はキノケート美術館、でした!

なんだかんだでブログの更新も久しぶりです。 記事を見返すと、語調がまったく統一されてないのがすごい恥ずかしい。 ですます調で統一していこうと思います。以後。 昨日、6月29日の日曜日は、キノケート美術館でした! ちなみにキノケート美術館という…

豚の本

僕が所属する部署の事務室は、大学附属の図書館のなかにある。 昼休みにふらっと覗いて本を借りてこられるので、大変結構な立地であります。 そこでこないだ、「思考する豚」という本を借りた。 これはとにかく豚の本で、生物的、社会的、宗教的、文学的と、…

なんで「パフ」を面白いと思ったか

昨日の11時の回、劇団しようよの『パフ』を観てきました。 個人的には面白いと思って、「くそ」と思ったので、そのことについて書きます。 まず、僕はなんとなく劇団しようよが嫌いでした。 ていうか、西部界隈以外の劇団は大体、嫌いか馬鹿にしているんです…

罪と罰

贋作罪と罰を見た。95年の初演。 http://sp.nicovideo.jp/watch/sm6893759 野田の作品を始めてまともに一本見た気がする。 面白かった。特に、生音でつける効果音、アレが素晴らしかった。 なんというか、マイム、僕の考えていた「見たて」のようなものの原…

イカロスの飛行、終演しました!

イカロスの飛行、無事、終演いたしました! 30日・31日の2ステージで、小さな部屋に、計40名のお客さんに来ていただきました。暑苦しい小屋になってしまい、申し訳なかったです…。 ご来場いただいた皆さん、本当にありがとうございました! 終わってみると…

一人芝居『イカロスの飛行』

<あらすじ> 「まだ10ページしか書いてないのに、私のイカロスが小説から抜け出した!」 私立探偵モルコルのもとへ、小説家から依頼が舞い込んだ。 追いかけてみるとイカロスは、 パリの街で恋をして、仕事を始め、自由な生活を謳歌していた……。 原作:レー…

どんな芝居をつくるべきか

自分の芝居を作らないといけない、と思ったことは前に書いた。 そのあと当然生じてくる問題が、 「どんな芝居をつくるべきか」 ということだ。 大きく分けて、「評価されやすい芝居をつくる」「自分がやりたい芝居をつくる」「自分が面白いと思う芝居をつく…

芝居をつづけるのはむずかしい

僕もいつも間にか5回生になって、あんな大人(?)になるまいと思っていたところにずっぽり足を踏み込んでいる。 本当に芝居なんてやるもんじゃないよ、というのは簡単だけど、その芝居で初めて自分の居場所を見つける人だっているわけで、僕も残念ながらそ…